藤田嗣治「魅せられし河『ロンシャン競馬場』 (和紙刷り)」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

洋画家

作品名:魅せられし河『ロンシャン競馬場』 (和紙刷り)

作家名:藤田嗣治

価格:売約済み

技法 /
エッチングに手彩色
サイズ /
(縦) 31 cm (横) 25.4cm
制作年 /
1951年
作品状態 /
良好
備考 /
和紙刷り
作品について

1951年、藤田嗣治 65歳の誕生日を記念して制作されたアニバーサリー挿画集”魅せられし河”は、パリの歴史学者ルネ・エロン・ド・ヴィルフォス(1903-1985)が書き下ろしたテキストに、フジタが27点のエッチングを付した豪華本です。高級住宅街からパリの下町までを貫く道フォーブール・サントノレを川に見立てた筋書きで、有名なパリの名所、パリの下町や街頭の風景、自画像などの版画が楽しめる版画集であり、享楽の巷などのモティーフは一種の自序伝的な色彩が濃く出ています。

略歴

1886年 東京に生まれる。
1905年 東京美術学校西洋画科に入学。
1913年 パリに渡り、モディリアーニ、スーチンらと交遊を結ぶ。
1919年 サロン・ドートンヌに出品し全作品入選、会員に推挙される。
1921年 サロン・ドートンヌの審査員に挙げられる。
1925年 レジオン・ド・ヌール五等勲章を贈られる。
1940年 パリから帰国。
1943年 朝日文化賞受賞。
1948年 近代日本美術総合展に出品。
1949年 渡米の後、パリに戻る。
1951年 「我が室内」「アコーデオンのある静物」など代表作をパリ国立近代美術館に寄贈。
1955年 フランス国籍を取得。日本芸術院会員を辞任。
1959年 君代夫人とともにカトリックの洗礼を受ける。洗礼名レオナール。
1966年 ランスのノートルダム・ド・ラ・ペ・フジタ礼拝堂を自ら建設。
1968年 死去。日本政府より勲一等瑞宝章を追贈される。

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