棟方志功「牡丹の柵」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

版画家

棟方志功 牡丹の柵
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作品名:牡丹の柵

作家名:棟方志功

価格:売約済み

技法 /
木版画
サイズ /
(縦) 52 cm (横) 50cm
制作年 /
1957年
作品状態 /
良好
額状態 /
良好
備考 /
巴里爾シール
作品について

追開心経の柵は16点からなる般若心経を全文彫って志功が戦後、制作した1連の版画である。仏典にもとづく作品を志功は制作しているが、この作品はその集大成ともいえるもので、特徴として、草木、鳥、蝶など自然の諸種を経文とともにちりばめ、まるですべてが動き出すような錯覚さえ覚える、すばらしい構図に完成させていることである。自然界すべてを父母のごとく敬愛するその信仰心は志功独自の世界観をあらわしている。

略歴

1903年 青森県に生まれる。
1921年 ゴッホの「ひまわり」を見て画家になろうと決心する。
1928年 平塚運一に出会い、版画誌「版」の同人となる。第8回日本創作版画協会展、第6回春陽会展に入選。油絵「雑園」で帝展初入選。
1935年 国画会会友に推挙される。
1960年 日展評議委員となる。左眼を失明。日版会を設立。
1963年 紺綬褒章を受章。倉敷の大原美術館に棟方館完成。
1970年 文化勲章受章、文化功労者に顕彰される。毎日芸術大賞受賞。
1975年 死去。享年72歳。

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