藤田嗣治「二人の座る裸婦(アルバム「女」より)」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

洋画家

作品名:二人の座る裸婦(アルバム「女」より)

作家名:藤田嗣治

価格:2,390,000円

技法 /
エッチング、アクアチント
サイズ /
(縦) 56 cm (横) 37.5cm
ED /
HC10
制作年 /
1930年
作品状態 /
良好
備考 /
サインあり
作品について

1929年〜1930年に制作されたエッチング。猫、子供シリーズと並んで、藤田銅版画の最高傑作の一つとして名高い作品。
エ・コールド・パリ時代の乳白色の肌の油彩の雰囲気を良く伝えており、その滑らかな下地の表情を生かした質感、繊細な描線、柔らかな色彩は油彩画と見紛う程で、日本的で洗練された美しさを漂わせている。

略歴

1886年 東京に生まれる。
1905年 東京美術学校西洋画科に入学。
1913年 パリに渡り、モディリアーニ、スーチンらと交遊を結ぶ。
1919年 サロン・ドートンヌに出品し全作品入選、会員に推挙される。
1921年 サロン・ドートンヌの審査員に挙げられる。
1925年 レジオン・ド・ヌール五等勲章を贈られる。
1940年 パリから帰国。
1943年 朝日文化賞受賞。
1948年 近代日本美術総合展に出品。
1949年 渡米の後、パリに戻る。
1951年 「我が室内」「アコーデオンのある静物」など代表作をパリ国立近代美術館に寄贈。
1955年 フランス国籍を取得。日本芸術院会員を辞任。
1959年 君代夫人とともにカトリックの洗礼を受ける。洗礼名レオナール。
1966年 ランスのノートルダム・ド・ラ・ペ・フジタ礼拝堂を自ら建設。
1968年 死去。日本政府より勲一等瑞宝章を追贈される。


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