小野忠重「猫の橋」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

版画家

小野忠重 猫の橋
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作品名:猫の橋

作家名:小野忠重

価格:163,000円

技法 /
木版画
サイズ /
(縦) 29 cm (横) 44cm
ED /
30
制作年 /
1957年
作品状態 /
良好
備考 /
版上サイン、シート裏面にサインあり
購入価格はシート本体のみ
額装代は別途
作品について

戦後「木版陰刻」などの手法により独自の作風を確立していった小野忠重。小野は戦後、主に風景をテーマに独自の視線によっていきいきとした作品を生み出した。それは小野の心象風景であり、戦前からの一貫したリアリズムの精神が流れている。

略歴

1909年1月19日 東京都墨田区向島に生まれる。
1924年 蒼原会に加入、白日会第2回展に出品。
1927年 早稲田実業学校在学中から卒業まで本郷絵画研究所に学ぶ。
1929年 日本プロレタリア美術家同盟主催のプロレタリア美術展に出品。
1931年 プロレタリア美術展に連作「三代の死」出品。
1932年 日本版画協会第2回展に出品。藤牧義夫らと「新版画集団」を創立。
1933年 「死を回る人々」制作。
1936年 日本版画協会主催の「欧米巡回展」の出品作品に選定される。第1回版画協会賞受賞。同年、新版画集団を「造形版画協会」に改組改称。
1940年 紀元2600年奉祝美術展に出品。
1948年 第2回日本アンデパンダン展(日本美術会主催)出品。
1957年 第1回東京国際版画ビエンナーレ展出品。
1960年 「工場」を制作。
1961年 ソ連で初めての現代日本版画展に招待される。帰国後、エッセイ「ソ連の美術館」、「ソヴィエットの日本画」を『三彩』に掲載。
1963年 東京藝術大学版画研究室の講師となる。
1966年1月 「版画・戦後20年の歩み」を『みづゑ』に発表。「日本の木版技術と複製」を『東京藝術大学美術学部紀要』(通号 2)に掲載。
1967年 「民衆版画考」を『東京藝術大学美術学部紀要』(通号3)に掲載。
1968年 第6回東京国際版画ビエンナーレ展諮問委員を委嘱。
1970年 装幀に関する研究成果として、「本の美術史」の連載を『三彩』で開始。
1972年 第7回東京国際版画ビエンナーレ展諮問委員を委嘱される。
1979年 紫綬褒章を受章。
1989年 『小野忠重と「新版画」の作家たち展』(神奈川県立近代美術館)開催。
1990年10月17日 死去。
1994年10月16日 東京都杉並区に小野忠重版画館開館。

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