遠藤彰子「花舞う季節」
— 2018年4月4日桜が舞う穏やかな春の様子を遠藤彰子さん独特のタッチで描いています。
「人間の存在」「今生きている実感」をテーマとして描いた作品の遠藤彰子さんの作品は、他にも取り扱いしております。
街中で見られる風景の中に描かれる人々の表情は様々ながらも、喜んでいる顔でも色調は暗めで、影があり、心の中から素直に感情が現れていないようなところに、独特の存在感を感じさせます。そこには、遠藤さんの体験として、生後間もない長男が大きな病にかかり、死という存在を重く実感するようになったことも影響されているようです。
不安におののきながら希望に向かって生きていく姿、人の生(喜びなどの感情含めて)は死と向き合ったものである、ということを感じさせる、奥深い作品が魅力的な作家さんです。
是非、遠藤彰子さんの魅力的な作品をご覧ください。
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